五月病

五月病にならないためのアドバイス

ゴールデンウイークといった大型連休後、注意したいのが五月病です。
新入社員や人事異動など環境の変化に適応できず、なんとなく体調が悪い、やる気がでないといった心身に不調が現れる症状をさします。
五月病は、かつて大卒の新入生に多いものといわれてきました。しかし最近は新社会人や人事異動で職場環境が大きく変わった社会人に見られるようになってきたといわれています。
そして、6月頃に症状が見られるため、新五月病または六月病ともいわれています。

五月病の原因とは

五月病の原因は主にストレスです。進学や就職、転居など新しい環境を迎えることの多い新年度は、特にストレスが溜まりやすい時期です。
五月病は正式な病名ではなく、医学的には適応障害、うつ病、パニック障害などといった病気があります。
最近、無気力になる、不安感があるという方は要注意。症状が軽いうちに原因を取り除くと軽快することがあるので、早めの対策が必要です。

五月病の対処法

五月病になりやすい人は完璧主義者で、白黒はっきりしないと気がすまない性格の人が多いそうです。
新しい環境に最初から完璧に適応しようとするのではなく「60~70点程度できれば合格」というように、自分の基準を見直しましょう。
細かいところに気になるようであれば「まぁいっか」とやり過ごせる心の余裕が大切です。

思いっきり笑う

笑いは自律神経のバランスを整え、免疫力を正常化させる効果があります。意識して笑うことが難しければテレビのバラエティ番組やコメディ映画を観るのもいいでしょう。
日常生活に笑いを取り入れるには日ごろから面白いことを考えて、周りに共有し楽しむこと。
そのためには笑いのネタ探しが必要になるので、不安や心配よりも外の世界に注意が向くようになります。
中でも自分や身内の失敗談は笑い話になります。なにか失敗して落ち込んでしまうのではなく、「これは笑いになる」と思えるようになればクヨクヨ考えなくなるはずです。
意識して周囲を観察すれば、笑いのネタはたくさん見つかりますよ。

事とは離れた趣味を持つ

自分の好きなことができる時間を大切にしましょう。
それまでに続けていた趣味があれば、継続することをおすすめします。どのような趣味でも構いません。
あえて仕事から離れることで、仕事への意欲を高めてくれます。
また、趣味を介してつながった交流は、新しい人間関係を作り、生活の幅を広げてくれます。
好きなことをしてストレスを発散しましょう。