子供のやる気を奪ってしまうNGワード
子供のモチベーションを伸ばすのは親
子供の時、親に「宿題やりなさい!」と言われて逆にやる気をなくしてしまったという記憶がある人も多いのではないでしょうか。
親にしてみると、のんびりしている子供に少しでも勉強をしてもらいたいという思いで口うるさく言ってしまうところですが、そうした行為が裏目に出てしまうこともよくあります。
ここ近年では子供の心理を意識したコーチングが一般に知られているということもあり、子供に対しての言葉にはかなり研究が進んでいます。
そうした研究によると、子供のモチベーションを奪う言葉として「命令」「脅迫」「説教」「義務付け」「非難」といったことが挙げられています。
具体的に子供のやる気を奪うワード
具体的に子供にとってのモチベーションを奪う言葉として「さっさとやりなさい!(命令・脅迫)」「こんな当たり前のこともできないの(説教・義務付け)」といったようなことがあります。
こうした言動には親側のどうしてもさせたいという意志がにじむのですが、それで子供自身の意識を盛り上げることつながるかというと効果は疑問であったりします。
これから伸びしろのある子供にとっては、もっと自分の能力を信じて親にサポートしてもらいたいというところなのでしょうが、それを親により一方的に可能性を絞れと言われるのは大変につらいことでしょう。
親としては難しいところでしょうが、できるだけ子供のことは否定しない事をおすすめします。
子供自身がやりたいと思っていることに協力をしていってもらいたいと思います。
東大生に取ったアンケート結果で興味深いのは、「親に勉強しなさいと言われましたか?」
という設問に対して、多くの回答が「いいえ、勉強しろと言われなかった」というものです。
◯◯しなさい、と言われないほうが子供のやる気を引き出す可能性が高いという事でしょう。
また、親の多くはニコニコしていた、という回答も目立ったとの事です。
とてもむずかしい事ですが、子供を信じておおらかに和やかな対応をする事が、結果的に子供のやる気を引き出す可能性が高いという見解が多く見られます。