秋カビ対策をしよう
カビの季節といえば梅雨ですが、実は秋もカビの季節だったりします。
ということで、今回は秋カビを予防する方法について紹介します。
秋にカビが増えやすい理由
カビが発生しやすいのは温度20~30度、湿度70~80%以上。これに当てはまるのが6~7月の梅雨時と9~10月ごろ。
暑い夏よりも涼しくなった秋がカビにとって過ごしやすい季節なのです。
しかし、気温と湿度が高いだけではカビが発生しません。カビが発生するのは汚れ、水分、気温という条件がそろった時です。
汗や雨、湿気などで濡れたまま放置しているとカビの発生リスクが高まります。条件にもよりますが数日から数週間でカビが発生することも。
秋カビは梅雨時のカビより耐性が高い
カビは30度を超えると繁殖しなくなります。カビも暑さが苦手なのです。しかし、27度以下になると再び大繁殖します。
しかも、秋カビは梅雨時のカビより耐性が高いので、大変厄介です。
また、カビが原因で発症する過敏性肺炎や気管支ぜんそくを引き起こす恐れがあります。1週間以上せき込むようであればカビを疑ったほうがいいでしょう。
秋カビを防ぐには
カビは種である胞子が着地した場所に発芽し、徐々に菌糸が成長していきます。目に見えるカビは菌糸が成長した状態なので、黒ずむ前が勝負です。
カビは同じ場所を好んで発生するので、一見きれいに見える部分でも黒カビ用のアイテムを使い、こまめに掃除しましょう。
風呂場
湿気が残りやすい浴室はカビが繁殖しやすい場所です。しかし、窓がない場合、換気は難しいかもしれません。
そこで、使い終わったら冷水のシャワーで浴室の温度を下げ、水滴をゴムへらなどで拭き取ると、カビができにくい環境になります。
さらに換気扇にほこりが詰まっているとカビの住処になりますので、定期的にフィルターを交換するといいでしょう。
押し入れ・クローゼット
換気しづらい場所だからこそ、定期的に扉を開けて換気しましょう。扉を外してカーテンにして通気性をよくすると防げます。
また、中に詰め込まず余裕をもって使うといいでしょう。
家具の裏
空気がこもりやすいので、とにかく換気が大切です。家具の置いてある場所に空気の通り道を作ってあげましょう。
下駄箱
汗の残った靴をしまう下駄箱はカビが生えやすい場所です。もともと風通しが悪く、雨の日に濡れたまま靴をしまうとカビの原因に。
対策としては靴を濡れたまましまわないこと。晴れた日には下駄箱の中身をすべて取り出し、空気を入れ替えるつもりで換気します。