缶切りを使わずに缶詰を空けるコツ
屋内で缶切りを使わず開ける方法
・スプーン
スプーンを使う場合は、カレー用などの大きな金属のものを使います。
まず缶の開けたい部分にスプーンのヘラの先を押し当てて、何度もこすりつけます。
そうしてその部分が凹んでいきますので、思い切りスプーンを押し込みます。
すると穴が空くので、その穴を起点として、時計回りまたは逆時計回りどちらでも良いので、スプーンを順に力ずくで押し込み穴を開けてきます。
一気に力を加えて開けるので、頑丈なスプーンを使ってください。
・マイナスドライバー
マイナスドライバーを、缶の端に当てて、上から金槌などでトントンと叩きます。
そしてて缶に穴を開けていき開けるのです。
ドライバーは、スプーンを使うよりも力を加えやすく、上から叩くだけなので簡単です。
その他にも、マイナスドライバーの代用として、ハサミや包丁、アイスピックなども使えます。
開けるときは缶を固定して、動いたり倒れないようにして行なうと良いです。
屋外で缶切りを使わず開ける方法
・コンクリート
近くにコンクリートがあれば、平たい部分に缶の蓋の部分を何度もこすりつけます。
そして蓋と缶がくっついている部分をこすり取ります。
最期に側面を抑えて外から力を加えていき、缶を回しながら力を加えると、蓋が開きます。
コンクリートがない場合は、平たい石でも代用できます。
ただし、この方法はコンクリートに缶をこすりつけるので、あまり清潔とは言えません。
この方法は、ボーイスカウトで教えてもらえるサバイバル術です。
もしも缶を携帯しており、缶切りがないときには試してみると良いでしょう。
また日頃の災害に備えて、一度本当に開けられるか試すのも良いかもしれません。
小銭を使って開ける
もしも代用できそうなスプーンを持っていない、また使えそうなコンクリートや石もない、という場合に、もしも10円玉を持っていると、これが缶切りとして代用できます。
まずは軍手を装着するか、ハンカチなどで10円玉を手に持ちしっかり固定します。
開ける場合は、スプーンで開けるときと同じように、缶の蓋の端の一点に10円玉の側面を押し当てて力を入れます。
そうしてこすって摩擦で蓋に力を加えて、穴を開けます。
一度穴が空けば隣という風に、順に缶の端全体に穴を開けて蓋を外します。
力が上手く加わらないときは、上から石などで釘を打つように打ち当てても良いかもしれません。
ただこの方法は、どうしても缶を開けるのに代用できる物がないという場合の手段です。
手が缶の近くにあるので、怪我をしないように注意して行ないましょう。
10円の代わりに100円玉などでも開けることは可能です。
このように色々と缶切りの代用品で開ける方法はありますが、衛生的には良くなく、緊急の場合の方法です。