学歴や年収じゃない!?結婚相手に求めるものとは
時代とともに変化する「結婚したい男性」の条件
現在40代くらいの人には懐かしいキーワードとして「三高」という言葉があります。
この「三高」はその後「3K」と言われるようになったことで、その後に新しいキーワードとして登場した「勤務したくない職場の条件(きつい・きたない・給料が安い)」と混同され、時代の変遷とともに消えていってしまいました。
しかし非常に景気が良かったバブル期においては女性が結婚したい男性に求める条件は非常に厳しく「三高(高身長・高学歴・高収入)」でなければダメとまで言われていました。
現在では女性の社会進出が進み自分自身でもかなり高い給与を得ることができるようになった人も増えたことにより、この「三高」という概念は大きく変化しています。
現在女性の望む結婚相手への条件となっているのが「三低」とされる「低姿勢・低依存・低リスク」というものです。
これも裏を返せば過去に結婚に失敗をした女性からの意見を反映しているものですが、現代の女性が結婚相手に望んでいるのはいわゆる昔の男性像としてある強引なリーダーシップではなく、自分とともに生活をしていくことができる自立心ということになります。
家事「参加」ではなく主体となってくれる人
もう一つ現代の結婚を顕著に表すキーワードに「イクメン」があります。
「イクメン」とは「育児をする男性」のことで、これまでは多くの家庭でほぼ女性に丸投げにされてきた育児に積極的に参加をする男性のことをさしています。
しかし「イクメン」という言葉が社会的に注目される一方で問題視されているのが、わざわざ「イクメン」という言葉が必要なほど男性の育児参加は進んでいないのか?ということです。
すでに有名芸能人の中にも「イクメンと呼ばれることがむしろ恥ずかしい」と、「お手伝い」ではなく自らが主体となって家事をするようになって始めて家族の一員という発言をしている男性がいます。
世の中の女性もそのあたりはかなりシビアに男性を見ており、表面的に手伝ってそれで「自分は家事・育児をやっている」と満足するような男性は敬遠する方向になってきています。
結婚をしたいという母数が減少したことにより、これから結婚をしたいと思う人達の相手に求めるハードルは高くなっていると言えるでしょう。
結婚前に高収入の仕事をしてきた女性も多くいることから、単純に年収が高いというだけでは結婚相手として引く手あまたというわけではないというのが現状です。