1000万円の貯金に成功させる秘訣とは
収支を詳しく把握する
節約や貯金をするためには、まず前提として家計を詳しく知っておく必要があります。
世帯にどれほどの収入があるか、生活する中で何にお金がかかっているかを把握しておかなければ、どこを節約すべきかを検討することも難しくなるでしょう。節約や貯金を始める前に、まずは家計簿を1ヶ月間付けて、家計の内情把握に努めることをおすすめします。
1ヶ月間の記録を付けたあとは、節約できそうなポイントを探しましょう。ピンポイントで削れそうな支出が中々見つからない場合は、食費、通信費、娯楽費のようにカテゴリ別で考えることをお勧めします。たとえ家計簿を付けることが億劫になったとしても、一度節約するクセを身に付けておけば、自然な形で貯金もしやすくなるでしょう。何はともあれ、まずは家計簿の記入を続けることと目標としてください。
ちなみに在宅勤務の方だと、仕事用の経理処理などが発生するため、家計と分けた形で記録を付けることが難しくなります。その場合は、個人事業主向けのクレジットカードなどを利用するのも手です。特典として会計ソフトを安く利用できるこのカードを使えば、仕事用とプライベート用で収支計算がしやすくなります。
家族仲の良し悪しが貯蓄額を決める?!
将来に向けて貯蓄をしたいという人にとって、一つの目安となるのが1000万円という数字です。
しかし1000万円貯蓄しようとするとなると、一ヶ月につき10万円貯蓄をしたとしても100ヶ月、つまりは8年以上もかかることになります。
一ヶ月の貯蓄金額が5万円なら約17年となりますので、ただ漠然とあまったお金をためていくという方法では1000万円という金額を達成することは難しいでしょう。もし年収数百万円という家庭で1000万円の貯蓄をしようと思うなら、なんとなく思いつきで貯蓄をしていくのではなくきちんと計画をしてお金を貯める必要があります。
そのためには家族同士の協力が不可欠になり、不仲な家庭生活では多額の貯蓄を計画的にしていくということは難しいでしょう。一見家族仲と貯蓄額は全く関係ないように思えますが、実際には貯蓄額が多い家庭ほど家族仲が円満であるという傾向があります。大切なのは家族一人一人が自分の役割をしっかりと理解し、将来のための貯蓄を計画的にやっていくという意志を統一して持つことができるかということです。
要らないものにお金を使わない工夫
家族仲の良し悪しが貯蓄額に影響する理由の一つとなるのが、無駄なところで出費する機会が増えるということです。
例えば両親が不仲で別居もしくは半別居という状態になってしまうと、当然のことながら片方が宿泊するための施設代金が必要になります。完全に別居ということにならなくても長期間家を開けてしまうことがあるとその分家賃が二重にかかってきてしまうので、かなり高収入の家庭でもなかなか貯蓄に回す金額を確保することができません。
生活する主体が増えるほど、家賃や食費、遊行にかかる費用が増えていってしまうのでその分家庭として貯蓄できる金額が増えていってしまいます。家族仲がよく家庭単位で生活ができるということは、それだけ生活にかかるコストを軽減することができるということになります。
また家族内の協力体制ができていると、無駄な買い物をして家庭内に無駄な品物を増やすということもなくなります。家庭内で家事に参加する人数が多くなるほど、必要なものとそうでないものとを区別しやすくなります。
共通の目的を持つ
貯金に向けて家族が団結するには、共通の目的を持つことが大切です。
漠然と1000万円貯蓄するとなると、達成した時にどのようなメリットがあるのか想像が難しく、行動に繋がらないおそれがあります。引越しの頭金にする、新車を購入する、というような具体的な使い道を考えておくと、貯まった後の生活が想像しやすいため、貯金のモチベーションになります。
できるだけ具体的な目標と、貯まった後の生活を考えておきましょう。