なんて書こうかな

人間関係とお給料、あなたが優先させるのはどっち?

転職の裏理由ナンバーワンは「人間関係」

新卒で入社した人のうち全体の1/3は3年以内に辞めてしまうという統計があります。
新人だけでなく長年勤務をしてきた人であっても、何らかの事情により転職という選択をする人は全く珍しくありません。

転職に関する人材紹介や求人情報を扱うサービスでは、そうした転職希望者を対象にどうして前職を辞めたかのアンケートをとっているのですが、そこで数多く挙げられるのが「人間関係」の問題です。

転職活動においては面接での印象を良くするために別の理由を挙げることが多いのですが、実際に転職を選んだ人のうち大多数は人間関係による問題を苦にして退職を選んでいるようです。

職場による人間関係の問題としては、同僚や先輩など一緒に仕事をしていくメンバーの輪にうまく入れないという場合や、上司や経営者と決定的に意見が合わないということがあります。

他にもケースとしては多くありませんが、年下の上司や年上の部下といった年齢ギャップからうまく職場を回すことができなかったり、女性の場合は夫同士がライバル企業にいることから職場での関係をうまく築けないといったようなことまでさまざまなケースがあります。

人間関係の悩みは転職によって解決するのか

人間関係に悩みがあって転職を希望する人は多いものの、果たして転職をすることによりその悩みが解決できるのかというとそこには若干の疑問があります。

確かにある人間の輪の中にうまくなじめなかったという人が別の集団に入ることにより、居心地のよい人間関係を築くことができるという例もないわけではありません。
しかしある団体でうまく輪に入れなかったという人が別の集団に行けば絶対に状況は改善するとも言い切れないのが現実です。

同じような職種においては似たような人間関係ができているということも多く、環境が変わっただけで人間関係は以前とほとんど一緒だったということもあります。

せっかく思い切って人間関係を一新するつもりで転職をしたのに、給与は減りその上人間関係も大して改善しなかったなんていうことになってはふんだり蹴ったりです。

もし人間関係だけを転職の理由にしているなら、本当にその問題は転職で単純に解決するかということを冷静に考えてその上で行動をする方がよいでしょう。

給与を理由に転職した方が成功する可能性は高いです

一方で給与に不満がありそれを理由に転職するなら職場の選び方も非常にわかりやすくなります。
特に人間関係は気にしないけれどもとにかく年収だけをアップさせたいということであれば、かなり有利な条件で次の職場を探すことが可能です。

転職をするにしても一つの職場でキャリアアップをするにしても、人間関係にばかり気持ちを奪われていると自分自身のキャリアアップがうまくできず、かえって働きにくい職場を作ってしまうことになります。

もし人間関係に悩んでいるなら、発想として「ここには給与をもらいに来ている」というふうに割りきって仕事をしていくという方が気持ちが楽になるのではないかと思います。